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Docs03. 実装主要 LLM の全体像(モデルカタログ)

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主要 LLM の全体像(モデルカタログ)

この記事の目的

主要プロバイダー(Anthropic / OpenAI / Google)とオープンウェイトモデルの重みが公開され、ダウンロードして自社インフラでホストできる LLM。ライセンス条件はモデルごとに大きく異なり、「オープン = 自由に商用可」ではなく、OSI の「オープンソース AI」定義(OSAID)とも区別される。(ライセンス類型)/ 主要 LLM の全体像(モデルの地図)系の現行モデルファミリーについて、ティア構成・特性・コスト帯・使用場面を一覧できるようになります。「どう選ぶか」の判断フレームは モデル選定ガイド が担当し、本記事はその具体(地図)を提供します。

本記事はこのライブラリで最も情報の鮮度リスクが高いページです。 モデルの顔ぶれ・価格は月単位で変わるため、意思決定の際は必ず本文冒頭の最終確認日と各公式ページを確認してください。

対象読者

  • モデル選定・乗り換えの検討で、現行ラインアップの全体像を短時間で把握したいエンジニア
  • 「モデル名は聞くが、各社のティア構造と使い分けの対応が頭に入っていない」人

前提知識

本文

最終確認日: 2026-09-10 — 主要 3 社の新世代と、以下に明記した公開ウェイトのライセンス差分を確認しました。価格は原則として桁感を示し、キャッシュの例外だけ具体値を併記します。全モデルの全提供経路を実行確認したものではありません。採用時には公式料金・対象配布物の LICENSE を照合してください。

部分再確認: 2026-10-08 — GPT-6.1 Sol のモデル仕様・API 制約・料金、Gemini 3.8 / 3.7 Flash の導入価格、Gemini 2.5 系の既存利用者限定、Sonnet 5.5 のキャッシュ読取料金を確認しました。未確認のモデル・配布物・提供経路は以前の確認範囲のままで、モデル系統全体の観測完了ではありません。

部分再確認: 2026-10-03 — Anthropic の現行 4 モデル、価格・既定 effort・退役表を照合しました。Opus 5.5 / Sonnet 5.5 はそれぞれ 9 月 22 日 / 28 日公開です。Google の条件は最終確認日のままです。

部分再確認: 2026-09-28 — OpenAI の GPT-6 Sol / Luna、Astra 制約・長文キャッシュ料金・API 終了予定を確認しました。他社モデルの条件は上記の確認日のままです。

地図の読み方: 各社に共通する構造

主要 3 社に共通する選定軸を押さえたうえで、2026-09-10 に確認した世代別の例外を見ます。

  • 3 ティア構成: 上位(最高性能)/ 中位(バランス・本番の主力)/ 軽量(速く安い)のファミリーを各社が持ちます
  • 推論(thinking / reasoning)はモード統合: 「推論専用の別モデル」は縮小し、汎用モデルの思考の深さをパラメータ(effort 等)で制御する形が標準になりました
  • 1M 級コンテキストと画像入力が標準装備(中位以上)。テキスト出力が基本で、音声・画像生成は別系統のモデルが担当します
  • 課金項目を分ける: 入力・出力・キャッシュ読取・書込・実行モードを別に見積もります。Claude のキャッシュ読取は既定 0.1x、例外は Fable 5.1 / Mythos 5.1 が 0.025x、Opus 5.5 / Sonnet 5.5 が 0.05x です。Sonnet 5.5 は入力 $2 に対して読取 $0.10 / MTok(2026-10-08 確認)です。長文の割増や割引の併用条件もモデルごとに異なります

差が出るのは、モダリティの幅(動画・音声入力)/ 長コンテキストの割増の有無 / 提供経路とガバナンス / オープンウェイトかどうかです。

Anthropic(Claude ファミリー)

ティアモデル(2026-10-03 確認)・入力 / 出力 USD/MTok位置づけ・既定 effort
フロンティアClaude Fable 5.1($10 / $50)要求の厳しい推論・長時間エージェント向け。常時 adaptive thinking、effort high
上位Claude Opus 5.5($4 / $20)長時間のコード・知識作業。「迷ったらまず Opus 5.5」から評価。常時 adaptive thinking、effort medium
中位Claude Sonnet 5.5($2 / $10)速度と知能のバランス。adaptive thinking 既定オン、effort high
軽量Claude Haiku 4.5($1 / $5)軽量・低遅延。effort 非対応
  • 特性: 中位以上は 1M トークン入力 / 128K 出力(Haiku は 200K / 64K)。画像入力対応(動画・音声入力は非対応)。1M コンテキストに長文割増がないのは 3 社の中で特徴的です
  • コスト帯(2026-08 時点の桁感): 入力単価は軽量からフロンティアまで約 10 倍の幅(おおよそ $1〜$10 / 1M トークン)、出力はその約 5 倍
  • 使用場面: まず Opus 5.5 等で評価し、要求品質を満たせない難しい作業で Fable 5.1 を比較します。Fable 5.1 は入力 / 出力が $10 / $50、キャッシュ読取は $0.25 / 1M トークンです。旧 Fable 5 の読取単価を引き継いで計算しません
  • 補足: 退役は 60 日以上前に通知するポリシーが明文化されています。Opus 5 / Sonnet 5 / Opus 4.8 は旧世代ですが退役表では Active です。退役の最早日はそれぞれ 2027-07-24 / 2027-06-30 / 2027-05-28 であり、確定退役日ではありません。移行候補は Opus 5.5 / Sonnet 5.5 です。Sonnet 4.5 は非推奨化済みで 2026-11-30 に退役予定、Haiku 4.5 の「2026-10-15 より前には退役しない」は最早日で終了日ではありません。Opus 4.1 は 2026-08-05 に退役済みです。Fable 5.1 は 30 日保持があり、Anthropic の明示的許可がない限りゼロデータ保持(ZDR)では利用できません。拒否応答の扱いも確認します。現行世代の一部(Opus 4.7 以降の Opus・Sonnet 5・Fable 5.1)は新トークナイザテキストとトークン列を相互変換する部品。分割のされ方は言語・内容で大きく変わり、モデル(世代)ごとに異なるため、コスト・コンテキストの見積りは公式のカウント手段による実測を正とする。で同じテキストが約 3 割多くトークン化されるため、旧世代からの移行時はコスト見積りの再計算が必要です

OpenAI(GPT ファミリー)

ティアモデル(6.1 Sol は 2026-10-08、他は 2026-09-28 確認)位置づけ(公式表現の要旨)
最上位GPT-6 Astra(gpt-6-astra)複雑な推論・コード・コンピューター操作・調査など、難しい一連の作業向け
主力GPT-6.1 Sol(gpt-6.1-sol)2026-09-29 公開。コーディング・日常の作業向け
前世代の主力GPT-6 Sol(gpt-6-sol)複雑なコーディング・エージェント処理向け
軽量GPT-6 Luna(gpt-6-luna)コストを重視する大量の定型処理向け
  • 特性: GPT-6.1 Sol / GPT-6 Astra / Sol / Luna は約 1.05M のコンテキスト枠 / 最大 128K 出力、テキスト・画像入力に対応します。6.1 Sol と Astra の effort は low / medium / high / xhigh / max、旧 gpt-6-sol / gpt-6-luna は none も使え、既定は medium です。6.1 Sol のツール呼出しは Responses API のみで、Chat Completions はツールなしの呼出しに限られます。モデルごとに許可値・API を確認し、設定をそのまま移植しません

  • 費用: 通常入力の Standard 単価は Luna から Astra まで 100 倍の幅があります。6.1 Sol / Astra / Sol / Luna は 272K 入力トークン超でリクエスト全体の入力・キャッシュ単価と出力単価に割増があるため、長文・キャッシュ書き込み・実行モードの条件を含めて見積もります。6.1 Sol の 272K 入力以下の Standard 単価は、入力 / キャッシュ読取 / 書込 / 出力が $2 / $0.10 / $2.50 / $10(MTok 当たり、2026-10-08 確認)で、旧 gpt-6-sol の読取 $0.20 と区別します

  • 選定: 難しい一連の作業に Astra、コーディング・エージェント処理に 6.1 Sol、大量の定型処理に Luna を候補とします。自社の品質基準・遅延・費用で比較し、モデル名だけで一律に切り替えません。6.1 Sol の掲載を GPT-6 Sol や GPT-5.6 系の提供終了とは扱いません

  • Codex との区別: ChatGPT 認証の Codex では GPT-5.4 / 5.4 mini の退役日が 2026-08-31 と案内されています。この変更は API キー認証の Codex と OpenAI API の提供終了を意味しません(OpenAI Codex)

  • API の終了予定: 2026-09-10 の公式退役表では、GPT-5 初代・o3/o3-pro の対象スナップショットは 2026-12-11、旧音声・realtime 系の対象モデルは 2027-01-20 の終了予定です。8 月 26 日には whisper-1・gpt-4o-transcribe 系の対象モデルについて 2027-02-26 の終了予定も追加されています。名称が似たモデルを一括扱いせず、利用中の ID と表の行を照合します。

2026-10-03 の退役表では、gpt-5.4-cyber の告知された終了期日 2026-10-01 が掲載されています。後継は利用者が使える最も高性能な cyber モデルと案内され、特定のモデル ID は指定されていません。期日は経過していますが、実停止・延期の実施状況は確認不能です。o4-mini / o4-mini-2025-04-16 は 2026-10-23 終了予定で、o3 / o3-pro の対象モデルの 2026-12-11 とは異なります。GPT-5.4 ファミリー全体や o 系全体を同じ日付で扱いません。

Google(Gemini ファミリー)

ティアモデル(2.5 の提供条件・導入価格は 2026-10-08、他は 2026-09-10 確認)位置づけ(公式表現の要旨)
上位Gemini 3.1 Pro(プレビュー)高度な問題解決。正確なツール使用LLM が外部機能の呼び出し要求を出し、アプリケーションまたはプロバイダーの実行基盤が検証・権限に従って実行し、結果をモデルへ返す仕組み。実行主体と制御点を区別する Agent の中核機構。が要るエージェント・ソフトウェアエンジニアリング
主力Gemini 3.8 Flash(安定版)2026-09-02 GA。入力 1,048,576 / 出力 65,536 トークン、思考は low / medium / high(既定 medium、minimal 非対応)。独自の導入価格を料金表で確認
前世代の主力Gemini 3.7 Flash(安定版)2026-08 登場。3.8 とともに、各モデルの料金表に 2026-12-31 までの導入価格が掲載されています
準主力Gemini 3.6 Flash(安定版)3.7 の 1 世代前(2026-07-21 登場)。安定版として提供継続
軽量Gemini 3.5 Flash-Lite / 3.1 Flash-Lite(安定版)大量・低遅延処理、単純な抽出・翻訳、モデルルーティング
移行期の旧世代Gemini 3.5 Flash、Gemini 2.5 Pro / Flash / Flash-Lite3.5 Flash はレガシー扱いに。2.5 系は 2026-09-18 から過去の利用者のみ利用可能で、終了日未定(2026-10-16 の提供終了告知は撤回)。新規プロジェクトは 3.5 Flash-Lite / 3.8 Flash などを検討
  • 特性: 主要モデルは共通して 1M 入力 / 64K 出力 / thinking 対応で(2026-07 確認分。3.6 / 3.7 Flash の個別仕様は未確認)、動画・音声・PDF のネイティブ入力が 3 社の中の最大の差別化点です。Pro 系のみ 200K トークン超で割増があります。Google Search グラウンディングの統合、Gemini API の無料枠(3.1 Pro を除く)も特徴です
  • コスト帯(2026-08 時点の桁感): 入力単価は Flash-Lite から Pro(長文時)まで 10 倍超の幅(おおよそ $0.25〜$4 / 1M トークン)、出力はその約 5〜6 倍。2026-10-08 の料金表では、3.8 Flash と 3.7 Flash それぞれの Standard 入力 / 出力は $0.75 / $3.75(MTok 当たり)の導入価格で、2026-12-31 までです。2027-01-01 から $1.50 / $7.50 が予定されています。Batch 等の実行モードは別の料金欄で確認します
  • 注意が 2 つ: ①「Flash = 廉価版」は旧世代の話です。3.8 / 3.7 / 3.6 Flash は主力(中位)で、廉価枠は Flash-Lite(3.5 / 3.1)が担います ②最上位の 3.1 Pro はプレビューのみで安定版がありません(2026-08 時点)。本番の既定にする場合は安定版の Flash 系が基本です
  • 補足: knowledge cutoff が長く据え置かれる傾向があり(2026-07 確認分では全モデル 2025-01。3.6 / 3.7 Flash の値は未確認)、新しい知識は検索グラウンディングで補う想定とみられます

オープンウェイト系

重みをダウンロードして自社ホストできるモデル群です。選ぶ動機(データ主権データがどの国・地域に置かれ、どの国の法域に服するかという概念。AI の処理・保存リージョンの選択や越境移転規制に直結する。適法性の判断は法務・貿易管理の領分で、本ライブラリは確認先の所在を示すにとどめる。・カスタマイズ・コスト構造)と引き受ける責任は OSS 系コーディングエージェントの議論 と同型です。なお大型モデルの多くは MoE推論のたびに一部のパラメータ(エキスパート)だけを起動するモデル構造。総パラメータ(メモリ要件)とアクティブパラメータ(速度・計算量)を分けて評価する必要がある。内部構造(ルーティング・負荷分散・専門化)は MoE の内部構造、選定上の意味は 主要 LLM の全体像(Mixture of Experts: 推論のたびに一部のパラメータだけを起動する構造)です。

ファミリー公開モデル例(2026-09-10 確認)規模ライセンスコンテキスト長
Meta LlamaLlama 4(2025-04)Maverick 総 400B(MoE)独自 Community LicenseScout 10M / Maverick 1M
Alibaba QwenQwen3.8-2.4T-A95B-FP8総 2.4T(MoE)独自 Qwen3.8-Max License採用する配布物の仕様を確認
DeepSeekV4(Pro / Flash)Pro 総 1.6T(MoE)MIT1M
MistralMedium 3.5 / Large 3Medium 3.5 は 128B dense、Large 3 は総 675B MoEMedium 3.5 は Modified MIT、Large 3 は Apache-2.0Medium 3.5 は 256K
MoonshotKimi K3公式配布物で確認独自 Kimi K3 License公式配布物で確認
GoogleGemma 4対象サイズで確認Apache-2.0(旧 Gemma の独自規約とは別)対象モデルで確認
OpenAI gpt-ossgpt-oss-120b / 20b(2025-08)総 117B(80GB GPU 1 枚で動作)Apache-2.0131K

押さえるべき論点は 4 つです。

  1. ライセンスは配布物ごとに読む — Apache-2.0 / MIT にも通知などの義務があります。Qwen3.8、Kimi K3、Mistral Medium 3.5 はそれぞれ異なる独自条件があり、同じ系列の旧モデルの許諾を流用できません。Gemma 4 は Apache-2.0 で、旧 Gemma の独自規約とは分けます
  2. 大型帯は MoE が標準 — セルフホストのコストは総パラメータ(メモリAgent が「覚えている」ように見えるデータの総称。短期記憶(コンテキスト)・作業状態・長期記憶(外部ストレージ)の 3 層に分けて設計する。)とアクティブパラメータ(速度)の両方で見ます。「総 117B だが 80GB GPU 1 枚で動く」(gpt-oss-120b)のような設計が普通になった一方、DeepSeek V4 は「軽量版」の Flash でも総 284B でマルチ GPU 前提です
  3. 同じモデル ID でも API 条件は変わる — DeepSeek V4 Pro は 2026-08-13 に GA となり、Pro / Flash の low / high / max と Responses API 対応を案内しました。8 月 16 日 16:00 UTC からは時間帯別料金も導入されています。重みの公開とホスト API の料金・提供段階を別々に追います
  4. 重み公開と無条件の利用許諾を分ける — Mistral Medium 3.5 と Kimi K3 の重みは公開済みです。ダウンロードできることだけで、商用サービスでの再提供まで許されると判断しません

独自条件の例を以下に示します。モデル提供サービス(Model as a Service、MaaS)はモデルの推論能力を外部へ提供する事業、業務支援 AI(AI Work Assistant)は AI に業務を補助・遂行させるサービスを指す言葉です。適用上の定義や対象範囲は契約ごとに異なるため、法的判断は採用する LICENSE 全文を基に行います。

配布物個別契約・利用制限の主な条件表示と例外
Qwen3.8-2.4T-A95B-FP8本人または関連会社が MaaS / AI Work Assistant 事業を行い、合算収益が連続 12 か月で 5,000 万米ドル超の場合、商用利用前に別ライセンス対象製品が月間利用者 1 億超または月商 2,000 万米ドル超なら UI にモデル名表示。第三者へモデル・出力・能力を提供しない内部利用は別契約要件の例外
Mistral Medium 3.5-128B会社・雇用主の前月の全世界連結月商が 2,000 万米ドル超なら、この Modified MIT に基づく権利を行使できません別商用契約または公式ホストの利用条件を検討します
Kimi K3本人または関連会社が MaaS 事業を行い、合算収益が連続 12 か月で 2,000 万米ドル超なら商用利用前に別契約対象製品が月間利用者 1 億超または月商 2,000 万米ドル超なら UI 表示。内部利用、公式製品・認定推論パートナー経由の利用は該当条項の例外

MaaS や AI Work Assistant の定義、集計主体、期間も異なります。Qwen の AI Work Assistant 条件を Kimi に足したり、Qwen の例外を全条項へ広げたりしません。その他の候補には Grok、Nova、GLM 系もあり、公開世代と提供経路を個別に確認します。

迷わないための早見表

公式のモデル位置づけを、本ライブラリの評価の開始候補として整理した表です。用途からの詳しい逆引きは モデル選定ガイド を参照してください。新世代の差分は 2026-09-10、OpenAI の主力モデルは 2026-10-08 に確認しました。

プロバイダー迷ったときの既定単純・大量処理最難関タスク
AnthropicOpus 5.5 から評価(速度・費用では Sonnet 5.5 も比較)Haiku 4.5Fable 5.1
OpenAIGPT-6.1 Sol から評価し、難問は Astra、定型処理は Luna と比較gpt-6-lunaGPT-6 Astra(推論の強さも評価する)
GoogleGemini 3.8 FlashGemini 3.5 Flash-LiteGemini 3.1 Pro(プレビューである点に注意)

実務での注意点

アンチパターン

  • 本記事(または任意の紹介記事)だけで採用を決める — カタログはスナップショットです。→ 最終確認日を見て、公式のモデル一覧・料金・非推奨ページで現況を再確認します
  • プレビュー・実験段階のモデルを本番の既定にする — 仕様・価格・提供自体が変わりえます(2026-08 時点では Gemini 3.1 Pro が該当)。→ 本番は安定版(GA)+ ID ピン止めを基本にします
  • 旧世代の常識で名前を解釈する — 「Flash = 廉価」「o シリーズ = 推論の本命」「Llama = 実質自由ライセンス」はいずれも 2026-08 時点では不正確です。→ 名前ではなく現行の公式ポジショニングで判断します
  • 退役スケジュールを見ずに新規開発する — 提供終了が告知済みのモデル(OpenAI o3 / o3-pro・gpt-5 初代の対象 ID〔2026-12-11 退役予定〕など)の上に新規システムを作ると、すぐ移行作業が発生します。逆に終了告知が撤回される例(Gemini 2.5 系の 2026-10-16 終了予定は撤回され終了日未定に)もあります。→ 最新の非推奨ページの確認を選定手順に含めます

チェックリスト

  • 採用候補の仕様・価格を公式ページで再確認したか(本記事の最終確認日以降の変更の有無)
  • 候補のステータス(GA / プレビュー)と退役予定を確認したか
  • 長コンテキスト割増・音声入力割増などの付帯価格条件を確認したか
  • オープンウェイト採用時、ライセンス条項(商用条件・表示義務・命名義務)を原文で確認したか
  • 提供経路(API 直 / Bedrock / Vertex / Azure)ごとの提供状況と退役日程の差を確認したか

関連トピック

参考資料

TODO・未確認事項

  • 表で未確認とした配布物のコンテキスト長と Llama 4 の各クラウドでの提供形態は、採用時の確認事項です。Qwen3.8・Kimi K3・Medium 3.5 の LICENSE は 2026-09-10 に確認済みです。

変わりやすい項目(定点観測)